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もふもふ朗読のうぇぶろぐ

放送に関することとか、他朗読者さんたちとの馴れ合いなど。

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  • 01/27/12:57

「太陽戦士サンササン」

第三章おわりまで

倒れた詩菜。
ジャバによれば、魔王によって与えられた傷が悪さをしているらしい。
その場に現れた愛兎に助けをもとめ、ルインズのアジトで落ち着いて詩菜の治療をすることにした鉄斎とジャバ。
ジャバによる治療中、愛兎が鉄斎相手に切り出した話題は、驚くべき事実だった。
かぶったものを操り人形と化してしまう黒いヘルメットの存在。
この黒メットを利用し、『首無し』の後継組織『主なき戦車[チャリオット]』が実現しようとしている、日本国家を相手取った「革命」の計画。
そしてその計画の首謀者が菱南市知事三鏃壱正であること。

そうと聞いたらじっとしていることはできない。
それが本当だとしたら、壱正が詩菜に接触してきたのはその計画に関することに間違いはなく、意識不明に陥ったのも、それによるものと考えられたからだ。
別室で詩菜を治療するジャバの元に向かおうとした鉄斎、しかし部屋の扉に手をかけたところで、扉の向こうからジャバの制止の声が聞こえ、次の瞬間、扉が粉々に砕けて、ジャバが飛び出してきた。
最悪の状況を思い浮かべた鉄斎、しかしその想像すら生ぬるく、現実はもっと厳しいものだった。
粉砕された扉から踏み出してきたのは、詩菜。
いや、詩菜の体をのっとった、魔王ニカ・カジであった。
「詩菜を魔王にしたのは、『テツ』お前だ。」
魔王はそう言い残し、その場から消えてしまった。

詩菜が、魔王にのっとられてしまった・・・。
鉄斎は、ジャバに力を貸してくれと請う。
もちろん快諾するジャバ。
「テッサイ!今こそ、詩菜もろとも魔王を滅ぼすチャンスだ!」
しかし、ジャバの応答は、鉄斎の思惑とは、大きくずれたものだった。
姉と慕った詩菜を殺すことなど、まったく考えられなかった鉄斎は、ジャバと決別する。
ジャバを投げ飛ばし、ルインズのアジトにおいたまま、鉄斎は独りでその場から立ち去った。

捜査零課本部。
そこに鉄斎の姿があった。
鉄斎が、真っ先に向かった先、そこは零課課長室。
薫と・・・、鉄斎の推理通り。そこには壱正の姿があった。
知事壱正と、零課課長薫はグルだったのだ。
独白はじめる薫。
壱正と薫、そして彼ら『主なき戦車』の革命の計画。
人間を操り人形と化す、ヘルメット型の装置、『盲目の勇者[ブラインド]』
『盲目の勇者』と『咎人』を用いた、大規模な武装蜂起。
それを支える、『盲目の勇者』に指令を送る電波塔としての『英雄塔』。
旗艦として掲げる『咎人』八桐詩菜という象徴。
八桐詩菜を縛り付けるために、7年間騙され続けた、来間鉄斎。
その7年間も、八桐詩菜を『盲目の勇者』で操り人形と化した今、終わりを告げること。

薫が合図すると、奥の扉を開けて、『盲目の勇者』を装着した詩菜が現れる。
「自らの手で、肉親を殺し、計画を7年も遅延させた罪を償うがいい。」
という、命令に従い・・・。
しかし、様子がおかしい。
詩菜が装着しているのは、『盲目の勇者』ではない。
『盲目の勇者』に似せた、魔王の魔術の結晶。
次の瞬間、文字通り首が飛んだのは、鉄斎ではなく、薫の方だった。
そしてよくみると、壱正の顔も、すでにひどくひび割れて、その奥に、不気味な金属光沢をさらしていた。
魔王いわく、壱正は取引をもちかけたその日の夜に、詩菜の家におとずれ、詩菜を洗脳しようとし、逆に魔王の魔力によって、操り人形とされていたらしい。
再び対峙した、魔王と鉄斎。
「我が宿願を達成するために、『テツ』お前は邪魔だ。」
今度は明確な敵意を持って、魔王は鉄斎に襲い掛かってくる。
圧倒的な力の差に、すぐにきのめされ、首を締め上げられる。
息が出来なくなり、意識が途切れかけた瞬間。
ふっと、首を絞める指から力が抜けた。
いまだ残っていた、詩菜の意識が魔王に抵抗し、無理やりやめさせたのだ。
魔王は怯み、再び鉄斎の前から姿を消す。
魔王、そして詩菜は、英雄塔へ向かうと言った。
首謀者をなくし、ただ暴れまわる暴徒と化した『盲目の勇者』をかぶった『咎人』をとめるためにも。英雄塔に向かわなければならない。
さあ立ち上がれ!鉄斎!!

というわけで続き。
ごっちゃごっちゃ、これじゃああらすじじゃねえよってなもんです。はい。
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